Voluntaria de JICA

佐藤浩美 (HIROMI SATO)

一年を振り返って~日記から感じること~

 

今回この原稿を出させていただくにあたり、これまでの日記を読み返してみました。日記の中で出てくるワードとして一番多かった言葉が「時間の経過が早い」というような言葉でした。このことにはとても納得です。

読み返してみると、心境の変化や活動上の悩み、人との関わりの難しさ、人から与えられる温かさ、自然のすばらしさに感動したことなど思い返すことができます。非日常から日常に変わると徐々に感動も少なくなりますが、自然に関してはいつまで経っても飽きることなく興奮し感動し、自分を取り巻く周りの人への感謝は常に絶えません。

去年の今頃はすでにイグアスに着任しており、日本を出て一ヶ月以上も経っていたというのにまだ抜け切れていなかった時差ボケと、規則的な毎朝の早起きに全く慣れず、日中は眠くて夜は眠れない状況でした。また、今年とは全く違う寒さに、自分の中で決めつけていた勝手な南米のイメージを払拭させるほどの寒さを感じていました。私は山形生まれ山形育ち、寒さに強いと思われているようで、「佐藤さんは本当に山形出身ですか?」と言われます。ですが、私にはそんなことは全く関係ないようです。

着任してすぐの8月9月は、イグアスでのイベントや訪問者があり、目まぐるしく過ぎていく毎日にすべてのことに新鮮さを感じながらも、気持ちに余裕がなかったことを覚えています。

あれから1年以上が経過し、焦りを感じつつも日々たくさんの人に支えられ、自然や動物にも癒され、笑っていられる毎日を過ごせています。

残り一年を切って、これまでの一年と同じように、きっとあっという間に一年が過ぎることでしょう。今ここでここにいることで感じられること、考えられることをこれからも日記に綴っていきます。普段は日記を読み返すことはほとんどしませんが、何かのきっかけで日記を読み返してみると当時と感じることや考えが違っていたり、どうしてこんな行動を取ったのか、感じたのか、その前後を読んでも「?」マークが付くことや自分のバカさ加減に恥ずかしくなり反省することも珍しくありません。いつかまた、このボランティア派遣期間中の日記を読み返したときに当時と考えなどが変わっていたとしても、自分がそう感じたことは事実で、その時の考えも変わった考えも両方大切です。

環境が変われば、年月が経てば違った感じ方をすることもある。感じているのは同じ人間でもそうおかしい話ではないですよね。日記を書くって面白いですよ。

(『パラグアイ日系老人クラブ連合会 会報 2014年9月号』掲載)

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