パラグアイ日系社会支援事業(ラ・コルメナ パ日文化協会)

事業名: 文化協会会館と日本語学校の施設環境整備

要望概要

2017~18年度の要望案件として小型スクールバスを申請した経緯がある。日系高齢者の支援として、毎月のディサービスと年一回の敬老会、健康診断を行っているが、送迎手段が確保できれば、さらに参加者を勧誘できると考えたものであるが、自己資金なし、長期年賦の小型スクールバス購入に対して疑問視する会員も多く、改めて、施設環境を見渡すといくつか対応急がれる案件が出てきたことから、要望案件を見直しするに至った。

当文化協会は会員も少なく、その会員会費で運営することから常に運営は厳しい状況にあり、主要事業である日本語教育と日系高齢者福祉の両者とも施設環境整備まで行き届いていないのが実情であります。いくつか挙げられた案件の中で対応必要度の高い次の案件を申請するに至った。

   ①文化協会公民館サロンと炊事場のクーラー新設

   ②公民館内のディサービス室のトイレ新設

   ③下水槽の増設

   ④日本語学校教室のクーラー新設

   ⑤日本語学校の下屋増設と体育館の屋根修繕

   ⑥付帯工事

成果

上述の案件見直しの関係で、2017~2019年度の助成金一括交付受領して、早速、設計図、工事仕様書を整いて、工事を着工して、2020年1月には全て完成することができた。

  • 公民館はクーラーを据え付けたことから、快適な会員諸行事ができるようになった。また、サロン使用の申込みも増えて、文化協会の収入増にもなっている。
  • これまで文化協会の会議室を利用してディサービスを行っていたが、独立した部屋を設け、隣にトイレを新設した。離れたトイレに行く必要がなくなって、利用者に喜ばれている。
  • 日本語学校は全教室にクーラーを新設したことにより、長年課題となっていた教育環境整備が実現できた。下屋を増築したことにより、雨天時でも昼列が屋根の下でできるようになった。
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