パラグアイ日本人会連合会は、連合会の特別委員会である全パラグアイ日系人教育推進委員会を中心に、日系子弟の教育事業に取り組んでいます。
パラグアイの日本語教育の現状については、「パラグアイにおける日本語教育の今後」をご覧下さい。
日系子弟教育に関する行事
作文コンクール
生徒の日常生活の中で培われた「言語感覚」「美的感覚」「思考力」「内省力」「創造力」「読書意欲」、そしてそれを根底とした表現する力を養うためことを目的とした、全パラグアイの日本語学校児童生徒による作文コンクールです。
日本語スピーチコンテスト
日本語を正しく読み、話し、また聞く機会を設け、パラグアイに於ける語学環境をより豊かにすることを目的とした、日本語の暗誦と弁論の発表会です。
日本語能力試験
国際交流基金主催の日本語能力試験の実施機関として、試験の実施計画及び運営を担当しています。
日本語学校教師を対象とした各種研修等事業
合同研修会
全日本語学校教師出席のもと、一年間の研究成果発表、各種外国研修の報告、各日本語学校の現状と問題点の把握、来年度への研究テーマ検討を行い、日本語教育シンポジウムを同時開催します。
日本語教師集中講座
新任または、経験の浅い教師を中心に、日本語教育、国語教育の教授法基礎の学習と演習を行います。
日本語教育分科会
地区教育の実情を見ながら、またその時々のテーマを持ち開催しています。原則として教師養成講座、集中講座に参加しない中堅以上の教師を対象とした研修です。
教材開発実務委員会
特に経験の深い日本語教師とJICA日系社会シニア・ボランティアが共同で、現在の教育に必要で、またパラグアイに合った教材の開発・改良を行います。
日本語教師養成講座
2002年度から開始された日本語教師の体系的な育成を図る研修です。年間4回の1泊2日の連続講座と1回の集中講座を組み合わせ、日本語・国語教育の教育法の学習と実習を行います。
サンパウロ日本語教師養成講座研修
年に1人の日本語教師が、サンパウロ日本語普及センター主催の日本語教師養成講座に参加し、 日系社会の日本語教育の先進地であるブラジルのサンパウロで、日系社会として共通のテーマを年間とおして勉強、研究します。
この講座は夏休み・冬休みの各1ヵ月のスクーリングと、その間の通信教育より構成されているため、教師の勤務校を休むことなく研修に参加できるものです。
運営委員会
全パラグアイの各地区より日本語学校の運営委員が一同に会し、教育についての研修を行うと同時に、全パラグアイ日系人教育推進委員会の運営に関する会議も行っています。
学校要覧の作成
全パラグアイの日本語学校の基礎データを網羅した学校要覧を作成しています。
各種派遣研修の申請等とりまとめ
JICAおよび国際交流基金等で企画される、日本語教師の本邦研修や汎米研修などへの参加者を取りまとめています。
全パラグアイ日系人教育推進委員会便り」の発行
各学校から寄せられた学校便りから、各学校の活動状況などを紹介すると同時に、教育推進委員会の事業や研修の告知・報告、各種会議の結果などをお知らせしています。
前身であるパラグアイ日本語教育研究協議会が1998年より発行した「パ日教機関紙」、2002年度に教師会より発行された「教師会便り」に引き続いての発行です。おおよそ二ヶ月に一回の発行です。
「みおつくし」の発行
各校の一年間の活動状況のほか、本邦日本語教師研修・汎米日本語教師研修の参加者による研修報告、在パラグアイ日本国大使館や国際協力機構パラグアイ事務所、日系社会シニアボランティア等の有識者によるパラグアイの日本語教育についての寄稿文、今までの本邦研修参加者の名簿などを掲載しています。
これらすべての日本語教育に関する事業は、全パラグアイの日本語学校教師によって組織されている教師の会と共に行っています。
教師の会とは、パラグアイ日本語教育研究協議会を前身とし、これが2002年度に連合会の特別委員会である全パラグアイ日系人教育推進委員会と一体化されたことに伴い、パラグアイの日本語教師の連携を中心に活動する団体として設立されたものです。