日時:2025年7 月 29 日(火)~30 日(水)
場所:パラグアイ日系社会福センター
テーマ:高齢者の尊厳と健康を守る排尿ケアとは?

高齢者福祉合同研修会が、日系社会福祉センターにて7月29日-30日に開かれました。
全パラグアイの日系社会より福祉ボランティアや日本人会・文化協会の福祉関係者が集い、日系社会高齢者福祉活動の人材育成や活動内容を学ぶ研修会です。今年度は、『高齢者の尊厳と健康を守る排尿ケアとは?』を研修テーマとし、プライバシーを守り高齢者本人の健康と生活の質を向上させる排尿ケアについて、JICAボランティアによる講話とグループでの話し合い、ロールプレイや介助の実技を通した学びと、さらに、地区活動に役立つレクリエーションについても、多くのプログラムを体験していただきました。
参加者は、福祉ボランティア・日本人会福祉担当理事等40名、来賓2名、JICAボランティア講師・事務局職員10名の合計52名でした。
開会式では、高齢者福祉事業推進委員会の原本功委員長による開会宣言と日系・日本人会連合会の石田ミゲル会長による主催者あいさつに続いて、来賓の日本大使館橋本真志領事とJICAパラグアイ事務所若林敏哉次長からのあいさつをいただき、その後、参加者が紹介されました。
研修プログラムでは、まず、「地区活動報告」として、各地区が活動で取り入れている体操・レクを中心に発表しました。他地区の活動を知ることができた、ぜひ地元の活動にも取り入れたい、というコメントが見られました。
講話①「高齢者の排尿ケア-1」では、最初にJICAボランティアの伊東千香子看護師が、排尿のメカニズム、尿漏れの種類と原因・対応、そして排尿の尊厳を守ることの大切さと、声かけの仕方について話されました。
講話②「尿失禁予防体操、トイレでの移動・移乗介助」で、USF(Unidad de Salud de la Familia)Potrero Ubaldinaに勤務されているJICAボランティアの石井千晶看護師に、デモンストレーションと実技を通してお話がありました。
懇親会では丸橋三知代JICAボランティアの指導でダンスをし、地区の交流を一層深めることができました。アスンシオン日本人会デイサービスさくらの厨房ボランティアによる手作り料理が振舞われ、再会を喜んで歓談する楽しいひと時となりました。
2日目のスタートは、友情の日を祝ってお互いハグをし、JICAボランティアの伊東千香子看護師が紹介した「としまのうたストレッチ」で気持ちよく体を動かしました。
講話③「高齢者の排尿ケア-2」では、事務局の吉田牧子ソーシャルワーカーによる、トイレの環境整備と排泄ケア用品の活用についてで、数種類のオムツを参加者が実際に触れ、その用途を学んでいただきました。
講話④では、高齢者の排尿ケアのまとめとして、JICAボランティアの伊東千香子看護師による、事例検討、ロールプレイを通して、具体的な対応の方法を深めることができました。
最後の講話⑤はJICAボランティア伊東千香子看護師によるレクリエーションの支援の意義では、数種類の手遊び、リズム体操を紹介し、参加者の皆様に学んでいただきました。地元でさっそく取り入れたい、活動で大切なのは、ボランティアも楽しんで行うことだと気づいた、との感想がありました。
閉会式では、再会を願う「今日の日はさようなら」の歌と、原本功委員長による閉会のあいさつで、研修会の全日程を無事に終了しました。






2025年度全パ日系社会 高齢者福祉合同研修会 報告書 ダウンロード
