2026年度全パ日系社会高齢者福祉合同研修会

日時:2026年6月 30 日(火)~7月1 日(水)
場所:パラグアイ日系社会福センター
テーマ地区活動を安心・安全に行うには?

高齢者支援活動では、体調の急変や食事中の誤嚥(ごえん)、転倒によるケガなどが起こることもあります。こうした緊急時の基本的な応急手当と、日ごろからできるリスク予防について学びます。もしもの時にあわてず対応し、安心・安全に楽しく活動できるよう一緒に考えていきます。

2026年6月30日(火)から7月1日(水)までの2日間、日系社会福祉センターにおいて「高齢者福祉合同研修会」を開催しました。
この研修会は、全パラグアイの日系社会から福祉ボランティアや日本人会・文化協会の福祉担当者が集い、高齢者福祉活動を担う人材の育成と活動内容の充実を目的として毎年開催しているものです。

今年度は「地区活動を安心・安全に行うには?」を研修テーマとし、高齢者支援活動の中で起こり得る体調の急変や食事中の誤嚥(ごえん)、転倒によるけがなどに備え、緊急時の基本的な応急手当や、日頃から実践できるリスク予防について学びました。万が一の際にも落ち着いて対応し、安心・安全に楽しく活動できることを目指しています。
参加者は、福祉ボランティアや日本人会福祉担当理事など43名、来賓2名、JICAボランティア講師・事務局職員10名の計55名でした。

開会式では、高齢者福祉事業推進委員会の原本功委員長による開会宣言、日系・日本人会連合会の石田ミゲル会長による主催者あいさつに続き、在パラグアイ日本国大使館の早坂啓司領事、JICAパラグアイ事務所の高砂大所長からごあいさつをいただき、その後、参加者紹介が行われました。

研修プログラムでは、まず各地区による年間の「地区活動報告」が行われました。他団体との連携や世代間交流、地域の実情に合わせた工夫あるプログラムなど、それぞれの特色ある取り組みが紹介されたほか、今回の研修テーマにも関連して、緊急時への備えについても共有され、大変有意義な情報交換の機会となりました。
当初のプログラムを変更し、最初の講話では、消防隊(K11 Fernando de la Mora)のグスタボ・アドルフォ隊長等を講師に迎え、応急手当の方法について実演を交えながらご講話いただきました。60分の予定でしたが、参加者から質問が相次ぎ、予定時間を大幅に延長してご指導いただきました。
懇親会では、アスンシオン日本人会デイサービスさくらの厨房ボランティアによる手作り料理が振る舞われました。また、グループ対抗のジェスチャーゲームでは会場が笑いに包まれ、参加者同士の交流を一層深めることができました。

2日目は、JICA海外協力隊の伊東千香子看護師が紹介した「としまのうたストレッチ」で気持ちよく体を動かし、研修をスタートしました。
続く講話「緊急時に備えるボランティアの基本対応」では、JICA海外協力隊の伊東千香子看護師、石井千晶看護師、福永ゆり子看護師から、誤嚥・窒息の予防と対応、AEDの使用方法について学びました。また、全員が枕を使用して心肺蘇生法を実践しました。参加者からは、「思った以上に体力を使った」「これまで自分には難しいと思っていたAEDの使用や心肺蘇生について、少し自信がついた」といった感想が寄せられました。
最後の講話「レクリエーション計画の立て方」では、伊東千香子看護師から地区活動におけるレクリエーションの企画・運営について学びました。グループワークでは実際にレクリエーション計画を作成し、日頃の活動に役立つ実践的な内容となりました。
閉会式では、高齢者福祉事業推進委員会の原本功委員長が閉会のあいさつを行い、2日間にわたる研修会の全日程を無事終了しました。


今後も連合会では、日系社会の高齢者が安心して暮らせる地域づくりを目指し、各地区の福祉活動を支援してまいります。


2026年度全パ日系社会 高齢者福祉合同研修会 報告書 ダウンロード

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