2010年度JICAボランティア紹介

日系社会青年ボランティア(ソーシャルワーカー)
木口屋 紀子(きぐちや のりこ)

皆さんこんにちは。2010年6月に日系社会青年ボランティアのソーシャルワーカーとして、パラグアイ日本人会連合会に配属されました木口屋紀子(きぐちや のりこ)です。出身は鹿児島県です。私の木口屋という名字は鹿児島の苗字ですが、鹿児島でも「変った名字だねぇ?」と言われ続けました…。やはりパラグアイでも珍しがられます。

以前名前の由来について調べてみました。木口屋は金山小学校区という場所にあります。その名の通り金山がありました。江戸時代には薩摩藩中でも屈指の金山でかなりにぎわっていたそうです。坑道(金を採掘する穴)への入り口の事を「口屋」と言っていました。
坑道の入り口はたくさんあるので区別するために「○○口屋」と言っていたそうです。

今の木口屋周辺にあった坑道の入り口に大きな木があったので、その坑道は「木口屋」と名づけられたそうです。そして、その坑道あたりの土地を木口屋と呼ぶようになったそうです。ずっと付き合っていた名字ですが、こうして調べてみると新たな発見もありおもしろいなと思いました。覚えにくい名字ですが、少しでも覚えて頂くきっかけになればうれしいです。

話しは変わりますが、最近鹿児島のニュースを調べたら、面白いものが人気を得ていました。鹿児島には「桜島」と言う火山島があります。島と言っても、昔に大きな噴火により現在は陸続きになっています。現在でも元気に噴火を繰り返しています。毎日のように噴火を繰り返しているので降る火山灰の量もとても多く、各家庭に火山灰専用のゴミ袋が配布されるほどです。その灰を缶に詰め販売を始めたそうです。商品名は「灰(はい)!どうぞ!」なんとも微妙な名前ですが、お土産としてにわかに人気があるとのことでした。

私は鹿児島で福祉の仕事に携わっていました。高齢者福祉と言うのはまだまだ課題がたくさんあります。それは日系社会だけではなく、パラグアイそして日本でもです。それぞれ違う問題・課題を抱えていますが、私は残り1年半年、日系社会の高齢者福祉のお手伝いをし、少しでもお力になれるよう活動していきたいと思います。また、この派遣を通してもいろいろな方と出会い、また今後も福祉活動を通してさらなる出会いがあると思います。この出会いを大切にしたいと思います。挨拶が遅くなってしまいましたが、これからよろしくお願いします。

「パラグアイ日系老人クブ連合会 会報 2010年 12月 第 170 号」より

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