2021年6月29日(火)-30日(水)
オンライン研修(Zoom)
テーマ「コロナの中でも元気でいるために!~私たちにできるフレイル予防とは~」
2020年は新型コロナウイルス感染症対策にて中止となりましたが、その後ブロック別研修会やJICA日系本邦研修などがオンラインで実施され、また福祉ボランティアにオンライン会議に慣れてもらうためのオンライン茶話会などが実施され、今回の合同研修会をオンラインにて実施することにつながりました。
合同研修会1日目29日(火)は午前8時30分に開会され、まず、新型コロナウイルスの感染で逝去された高齢者の方々等のご冥福を祈って黙とうを捧げた後、比嘉正勝福祉事業推進委員長の開会の挨拶、主催者檜垣竜介連合会会長の挨拶に続き、来賓の中谷好江日本国大使、福井康JICA所長よりお祝いの言葉をいただきました。その後、今回の研修会参加者が紹介され、研修会が始まりました。
最初のプログラムは、垣添陽子さん(理学療法士:元JICA日系社会青年ボランティア/旧姓:友利)による講演「内臓ヨガから始めるフレイル予防」でした。まずフレイル(虚弱)やそのチェック方法の講義のあと、内臓ヨガについて説明されました。内臓ヨガは、行うことで内臓の活性化を図り、フレイルや要介護状態にならないためのヨガで、高齢者から子供まで、また体の硬い人でも行えます。骨格模型を使っての説明もあり、実技として呼吸法やいろいろなポーズを紹介しながら参加者も一緒に行うことでよく理解できたようでした。また、音楽に合わせたひげダンスでは、楽しみながら体を動かす方法を学びました。
続いて、1月にオンラインで実施された2020年度JICA日系研修の成果について、ピラポ、アスンシオン、イグアスの研修生より報告されました。
2日目30日(水)の研修会は午後1時30分より行われました。プログラムは、各地区ボランティアの活動報告から始められました。コロナ禍で対面でのデイサービスは、どこも中止となっています。しかし、この状況下でも模索して行っている活動を発表していました。これは他の地区の活動にも参考になるものでした。
続いて2022年度からの第5次アクションプランに向けた意見交換会が行われました。4グループに分かれて、それぞれのテーマにて話合いました。
Aグループ:高齢者の心身機能低下
Bグループ:ボランティアが増えない
Cグループ:活動に参加する高齢者が増えない
Dグループ:活動がマンネリ化している
オンラインでのグループディスカッションは初めての試みでしたが、各司会者のリードで積極的に意見が出され、グループごとに代表から話し合いのまとめが報告されました。
最後に田中政寿福祉事業推進副委員長が閉会の言葉を述べられ、合同研修会は終了いたしました。