「2014年度全パ高齢者福祉合同研修会」の開催

 今年で第10回目となる福祉合同研修会が、2014年6月3・4日に福祉センターで開催されました。年に1度全パの福祉関係者が一堂に集い、お互いの地区福祉活動に関する情報交換・交流の機会となっています。今年は、来賓(日本大使館木村参事官・梶本領事、JICA事務所谷口所長、全老ク岡本会長)、地区福祉ボランティア、事務局関係者、JICAボランティア合わせて、68名が参加しました。

 主なプログラムには、①各地区からの活動報告、②「第3次福祉事業アクションプラン」の説明、③ワークショップという手法を用いて、地区別に分かれて地元の活動について整理し、今後の活動計画を立てて発表、④2013年度JICA本邦研修生田口さんによる報告他、⑤JICA水野日青ボによる帰国前報告と浅海シニアによる中間報告、⑥地元ボランティアの交流会、⑦福祉推進委員会運営会議がありました。

 各地区の活動報告では、児童生徒との交流、訪問活動、地元パラグアイ人との関わり、独自の研修資料づくり、レクリエーションの工夫などが紹介されると、質問も多くあがり関心の高さがうかがえました。

 またワークショップでは、地域の好きなところや現在の活動、高齢者支援に必要なことを皆で話し合い、気づきと共通の認識が得られたのは大きな成果と思われます。今後の活動計画では、これまでのデイサービス活動にとらわれず、高齢者への支援以外にも、介護家族への支援や高齢者と家族をつなぐというボランティアの役割、地域の資源を活かしたイベントの企画(施設活用や、学校の児童生徒との交流)、必要な資源・活動を創っていくアイディア(送迎ボランティアの組織化、独自の人材育成、外出プログラム等)など多様でした。

 1日目夕方の懇親会では、アスンシオンのボランティアと婦人部の協力による、彩り豊かでおいしい料理が用意され、参加者の方々も満足されたかと思います。

 各地区のボランティアの皆さんが楽しく交流して学び合い、「いいお土産」をたくさん持ち帰って、また福祉活動に励まれることでしょう。お疲れ様でした!

2014年度福祉合同研修会報告書 ダウンロード

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