事業名: 日本人会施設の環境整備(トイレ増設と倉庫新設)
申請概要
エステ日本人会の施設は日本語学校校舎併設の公民館と、2012年に会員たちの協力によって建設したティングラド(屋根付き壁なし会場)だけであり、暑くても、寒い日であろうとも、雨天でも、強い風が吹いても、諸行事は全てこのティングラドで行われている。
入学式、卒業式、学習発表会、子供の日や敬老会などの行事の度、折角、幼稚園児や日語学校生徒たちが一所懸命演劇しても、舞台がないため後方の人たちは見ることが出来ず、父母会などから改善要望が寄せられている。
また、福祉関連の行事や日本語教師の研修会などについても場所がないため、開催することはできない。東会では日本文化伝承の一つとして、日系人や地域パラグアイ人を対象とした料理や踊りの教室を開きたいとしているが場所の確保が課題となっている。
当日本人会では、毎年、日本食祭り(バザー)を5回開催している。会員だけでなく、非会員は勿論のこと、地域のパラグアイ人、ブラジル人など多くの方々が訪れられて好評を得ている。この日本食祭りがきっかけで台湾人などとの国際食祭りが行われるなど、地域住民との融和と国際交流面にも反映している。回数を重ねると共に来場者が増加しているにも関わらず、トイレは男女一つずつしかなく、それも狭い。階段昇ってある学校のトイレ(男子用2、女性用3)を開放したとしても、来客数に到底間に合わず、特に、小さい子供たちが集う行事や高齢者や障害者には、段差のあるトイレは心配事の一つである。
以上のとおり課題の多い施設環境整備であるが、できるものから徐々に改善することとして、優先第1として、トイレの増設と倉庫新設を申請するに至った。
期待できる成果
トイレは広く、清潔であり、なによりも並んで待つことなくなる。公民館(日語学校)とティングラードとは大きな段差があるが、日本食祭り含める各種イベントに必要な料理道具、食器類も階段上り下りしなくとも良くなる。諸行事用の道具を日本語学校施設に収納していたが、倉庫ができたことによって、日語学校施設の有効活用ができるようになる。
ビフォア
アフター