パラグアイ日系社会支援事業(セントロ日系パラグアイ)

事業名: 身体障害者のための施設環境整備

この身体障害者のための環境整備プロジェクトは4段階に分けられている。

     ①診療所の環境整備

     ②森谷ヤスコ・イベントサロンの整備

     ③セントロ日系集会場の整備

     ④レクリエーションエリアの整備

申請概要

日本人会連合会の加盟団体(日本人会・文化協会)は移住者一世で創立されたものですが、セントロ日系は二世のグループにより設立したものです。アスンシオンから33.5Kmの近郊の町イタグア市に所在し、コルディリエラの小高い山脈が眺望できる自然豊かな環境に恵まれたところに、24ヘクタールの敷地を有し、宿泊できるレジャー施設を整えて、会員など家族の憩いの場となっている。また、各種スポーツが楽しめるコート、運動場も整備されており、週末には多くの家族が訪れてにぎわっている。

また、セントロ日系設立20周年記念事業としてセントロ日系クリニックを開設した。同クリニックは日本政府の草の根援助による診療機器の援助を受けて、周辺住民のため、日系医師が内科、歯科、眼科の診療に当たっており、年間2000名近い患者が診察を受けている。

しかし、会員の年会費で運営しているために財政面は厳しく、恒例行事として焼肉大会、和食など食べ物や野菜などバザーを行い、その収益で運営費をカバーしている状態で、施設の環境整備ができないでいたところであった。特にクリニック運営上、身体障害者のための施設整備が急務となっているところ、日系社会支援事業のお陰で2018年度より施設の環境整備を進めているところである。

事業遂行状況と成果

本プロジェクトを見直し、代替案を検討する元会長会議がレストラン広島で行われた。

プロジェクトが具体化したものの、天候などの事情で工事着工が遅れている。

2019年6月に燻煙による蟻駆除を行った。また、7月には、バスルームを超音波室に改造するため、スロープを適切な勾配にし、診療所の裏側に非常口を設置する予定であった。

12月17日 起工式を実施

2020年1月13日 施設の外周り電気配線の整備をはじめた。その後に作業工程の抜本的見直しを行った。

2020年2月29日までの工事進捗状況

        地均し工事      完了

        基礎工事       完了

        板金工        完了

        内壁及び外壁の上塗り 完了

        電気配線工事     工事中

        下水槽工事      工事中

2020年3月中に実施予定の工事は地固めと、床工事を完了させ、電気配線整備の完了と、下水工事の完了である。

期待される成果

車いす使用者向けのトイレ増設および診療所内で障がい者が移動し易くする。手すり、特別トイレ用具など2018年10月からエコー検査のサービスを行っており、患者数は増加している。

周辺には運動障害がある方も多いので、第1段階工事の周辺地域に与える影響は大きいと思われる。次にセントロ日系施設全体の施設環境整備を進めていきたい。

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